Nordic Semiconductor、2020年前期のBluetooth SIGによるLE Audio仕様のリリースに先立ちBluetooth LE Audio Evaluation Platformを発売

Nordicは、高品質ワイヤレスオーディオ向けのLE Audio仕様に対応したプラットフォームでBluetooth オーディオ市場への参入を発表

– 超低消費電力無線ソリューションのリーディング・プロバイダーであるNordic Semiconductor(OSE:NOD、以下Nordic)は本日、米国カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置くBluetooth® Low Energy(Bluetooth LE)スタックのデベロッパーであるPacketcraft社との提携によりLE Audio Evaluation Platformを発売したことを発表いたした。LE Audio Evaluation PlatformはLE Audioの利点を実証するソリューションで、2020年前期にBluetooth Special Interest Group(SIG)からリリースが予定されている新たなLE Audioの仕様に対応した設計となっています。

現在のBluetoothワイヤレスオーディオソリューションはクラシックBluetoothテクノロジーを採用していますが、LE AudioではBluetooth LE無線をベースとする高品質な新しいワイヤレスオーディオソリューションを導入します。クラシックBluetoothオーディオより消費電力が低くなるため、バッテリー寿命が大幅に延び、音質が向上し、ワイヤレスデータ転送とオーディオストリーミングの両方の機能を持つデバイスの開発が可能となります。オーディオ共有のためのブロードキャストにも対応します。

NordicのLE Audioソリューションは、NordicのBluetooth LE System-on-chip(SoC)nRF52832をベースとするハードウェアリファレンス設計、低電力オーディオDSPを搭載したオーディオICのリーダー企業Cirrus Logic社のCS47L35スマートコーデック、LE Audio に対応したPacketcraft社のBluetooth LEホストスタックとリンクレイヤー、およびLE Audioソフトウェア開発キット(SDK)で構成されます。このプラットフォームにより、開発者がワイヤレススピーカーやオーバーイヤー型ヘッドフォン、ワイヤレスイヤホンといったBluetooth LE Audio製品のテクノロジーの評価を開始することが可能となります。
 
クラシックBluetoothオーディオでも充分なワイヤレス音声ソリューションを提供できますが、LE Audioでは機能が大幅に強化されます。エキサイティングな新分野となることが予想される規格であり、Nordicでは最先端のLE Audioソリューションを供給することでこの分野での重要な役割を担いたいと考えています。
NordicのプロダクトマネジメントのディレクターであるKjetil Holstad

LE Audio Evaluation Platformは、ソース(オーディオソース、ボイスコール機能付きヘッドセットソース、ピアツーピアコールなど)でもシンク(オーディオ再生、ヘッドセット再生、ピアツーピアコールなど)でも動作する設計となっています。LE Audioリンクを完成するためにはソースとシンクのデバイスがペアで必要となります。NordicのLE Audioソリューションには、アップリンクノイズリダクションやエコーキャンセリング、再生機能の向上、ボイスコントロールおよび聴覚増幅を可能にするCirrus Logic社のSoundClear®も搭載されています。LE Audio Evaluation Platformは最大でマイク6本またはスピーカー2台を接続可能な音響コネクタ、ヘッドセット用の3.5mmジャック、ソース用の3.5mmジャックのほか、充電、デバッグ(Nordicの開発ツールを使用)、および音響チューニング(Cirrus Logic社のWISCE®プラットフォームを使用)のためのUSBコネクタを装備しています。ソースのデバイスからワイヤレスの(シンク)イヤホンドに音声をワイヤレスストリーミングした場合のバッテリー寿命は、現在市販されている従来のクラシックBluetoothソリューションに比べて約40%長くなります。

NordicはBluetooth LEソリューション市場のマーケットリーダーであり、LE Audio Evaluation Platformの発売はNordicが新たなLE Audioの分野に参入したことを意味します。このソリューションでは、エンジニアがNordicの成熟したハードウェア、ソフトウェアおよび開発ツールを使用して、LE Audioの優れた品質と機能、ユースケースの機能強化に活用することができます。

NordicのプロダクトマネジメントのディレクターであるKjetil Holstadは次のように述べています。
「クラシックBluetoothオーディオでも充分なワイヤレス音声ソリューションを提供できますが、LE Audioでは機能が大幅に強化されます。エキサイティングな新分野となることが予想される規格であり、Nordicでは最先端のLE Audioソリューションを供給することでこの分野での重要な役割を担いたいと考えています。LE Audio Evaluation Platformの発売は、その第一歩となります。」

「Nordicのクラス最上位機種nRF52シリーズSoCは、LE Audioソリューションのための理想的なワイヤレス基盤です。Cirrus Logic社のCS47L35スマートコーデック搭載により、可能な限り最高なオーディオパフォーマンス条件がこのプラットフォームでも満たされることが保証されます」


Bluetooth SIGのCEOであるMark Powellは次のように述べています。
「Bluetoothコミュニティは、進化し続ける市場のニーズを満たし新たなビジネスチャンスを生み出すためテクノロジーの進化に取り組み続けています。LE Audioがその典型であり、クラシックBluetoothオーディオ製品の性能を強化するのみならず、オーディオの体験方法、また周囲の世界とつながる方法に変革をもたらす新たなオーディオユースケースであるAudio Sharingを導入します」

Packetcraft社の創立者であり、CEOのJohn Yiは次のように述べています。
「革新的なLE Audio Evaluation PlatformでNordic と提携できることを非常に嬉しく思います。当社はこのプラットフォームにより、LE Audioブロードキャストを介した音声共有技術を世界に先駆けて開発し、世に示すことができました。当社は最先端のBluetoothテクノロジーを実現し、LE Audioなどの新機能をいち早くお客様へお届けすることに全力で取り組んでいます」

Nordicは超低消費電力無線技術のパイオニアとしてBluetooth LEの仕様に大きく貢献し、Bluetooth LEソリューションの供給において市場をリードする企業です。Nordicの開発ツールであれば複雑なRF設計を簡略化できるため、RF設計の専門家でなくとも革新的なワイヤレス製品の試作品を短期間で作成することが可能になります。nRF52832 SoCには、2.4GHz マルチプロトコル無線を搭載した64MHz 32ビットのArm® Cortex® M4Fプロセッサおよび64kB RAMを搭載した512kBフラッシュメモリが搭載されています。また、NordicのBluetooth 5認定済みソフトウェアプロトコルスタックS132 SoftDeviceが購入時に同梱されています。

Packetcraft社は、より高速かつ高性能で、すべての人により使いやすい組み込みスタックを作ることを使命とし、Bluetooth LEテクノロジーのリーダーとして、認定を受け市場で認められた、オープンで最先端のソフトウェアとサービスを提供します。Packetcraft社のBluetooth LEソフトウェアは、BluetoothのリンクレイヤーとIEEE 802.15.4 MACを搭載したマルチプロトコルコントローラー、BluetoothホストスタックとGATTプロファイル、そしてBluetoothメッシュプロファイルとモデルで構成されます。

 

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