Nordic Semiconductor、nRF7002コンパニオンICと nRF7002開発キット(DK)を発売 ~革新的な低電力Wi-Fi 6対応IoTアプリケーションを簡単に開発可能に~

nRF7002 DK

nRF7002 によりNordicのセルラーIoTとマルチプロトコルワイヤレスソリューションをさらに補完。この新しいICを使用することで、開発者がIoTアプリケーションを開発する際に、Wi-FI 6のより高いスループットと家庭用・産業ユビキタスインフラストラクチャを活用可能に。Nordicの一体型ソフトウェア開発キットnRF Connect SDKとnRF7002 DKを通じた設計サポートにより、新製品開発がより容易かつ短期間で可能に

超低消費電力無線ソリューションのリーディング・プロバイダーであるNordic Semiconductor(OSE:NOD、以下Nordic)は本日、nRF7002™ Wi-Fi 6コンパニオンICおよびそれに関連するnRF7002開発キット(DK)の発売を発表しました。このICはNordicのWi-Fi製品ラインナップの最初の製品であり、シームレスなデュアルバンド接続(2.4GHzと5GHz)を実現する低電力Wi-Fi 6コンパニオンICです。nRF7002 ICは、受賞歴のあるNordicのnRF52®およびnRF53®シリーズマルチプロトコルSystem-on-Chip(SoC)やnRF9160™セルラーIoT(LTE-M/NB-IoT)System-in-Package(SiP)と併用可能ですが、Nordic製以外のホストデバイスとも同様に組み合わせて使用できます。またnRF7002開発キット(DK)を使用することで、開発者が容易にnRF7002ベースのIoTプロジェクトを開始することが可能になります。

Wi-Fi 6は、スマートホーム製品や産業用センサー、アセットトラッカー、ウェアラブルなどのIoTアプリケーションに対して、バッテリー駆動型のWi-Fi運用の電力効率アップや、数百台のデバイスからなる大規模なIoTネットワークの管理といった大きなメリットをもたらします。

Nordicの研究開発および戦略担当CTO/EVPであるSvein-Egil Nielsenは次のように述べています。
「nRF7002 Wi-Fi 6コンパニオンICは、低電力ワイヤレステクノロジーにおけるNordicのリーダーシップを証明するものです。高度に統合されたフレキシブルなこのソリューションにより、開発者がWi-Fi 6に対応した革新的な新製品を生み出すことが可能になります。nRF7002 DKと受賞歴のあるnRF Connect SDKに加え、Nordicが提供するトップクラスの技術サポートを活用していただくことで、優れたWi-Fi製品の開発がこれまでになく容易になると確信しております」

Quote
nRF7002 Wi-Fi 6コンパニオンICは、低電力ワイヤレステクノロジーにおけるNordicのリーダーシップを証明するものです。
Nordicの研究開発および戦略担当CTO/EVP Svein-Egil Nielsen

スマートホーム規格Matterに最適

NordicのプロダクトマーケティングエンジニアであるFinn Boetiusは次のように述べています。
「nRF7002はNordicのnRF52およびnRF53シリーズと併用することで、AmazonやApple、Google、Nordic、Samsung、その他数百社が支援するスマートホーム規格のMatterに最適な製品となります。このICとnRF7002 DKを導入すれば、開発者はMatterへの対応やその他のWi-Fiベースのアプリケーションの開発を容易に始めることができます」Matterは、データ転送にはThreadとWi-Fi、コミッショニングにはBluetooth LEを使用します。      

nRF7002により、低電力で安全なWi-FiがIoTで利用可能になります。デュアルバンドICのnRF7002は、ステーション(STA)とソフトアクセスポイント(AP)とWi-Fi Directの運用で構成され、IEEE 802.11b、a、g、n(Wi-Fi 4)、ac(Wi-Fi 5)およびax(Wi-Fi 6)の各Wi-Fi規格を満たしています。また、Bluetooth LEやThread、Zigbeeと併用しても高いレベルの性能を発揮します。Wi-Fi 6の主要な省電力機能であるTWT(Target Wake Time)もサポートしています。ホストプロセッサとのインターフェイスは、シリアル・ペリフェラル・インターフェイス(SPI)またはQuad SPI(QSPI)を介して行われます。nRF7002は、単一の空間ストリームと20MHzのチャンネル帯域幅、64QAM(MCS7)、OFDMA、最大86MbpsのPHYスループットを実現し、BSSカラーリング技術を採用しています。 

nRF7002は一般的なIoT用途とMatterに適合するだけでなく、NordicのnRF9160 SiPおよびnRF Cloud Location Servicesと併用すれば、SSIDベースの低電力Wi-Fi測位を実装するための最適な選択肢となります。SSIDベースのWi-Fi測位は、屋内やWi-Fiアクセスポイントが高密度で存在する場所で正確な測位を行うことで、GNSSベースまたはセルベースの測位を補完します。

nRF7002 DKで低電力Wi-Fiアプリケーションの開発をサポート

今回ご紹介するnRF7002とともに、Wi-Fi 6コンパニオンIC用開発キットnRF7002 DKも発売いたします。このDKにはnRF7002 ICが含まれ、さらにnRF7002用ホストプロセッサとしてnRF5340マルチプロトコルSoC(128MHz Arm Cortex-M33アプリケーションプロセッサと64MHzの高効率ネットワークプロセッサを搭載)が搭載されています。nRF7002 DKは低電力Wi-Fiアプリケーションの開発をサポートし、OFDMAや、Beamforming、TWTといったWi-Fi 6の機能を実現します。このDKには、Arduino製コネクタ、プログラミング可能な2つのボタン、デュアルバンドWi-Fiアンテナ、Bluetooth LEアンテナ、電流測定ピンが入っています。 

このDKに加え、これをサポートしたNordicのスケーラブルで統合されたソフトウェア開発キットであるnRF Connect SDKにより、nRF7002ベースの開発が簡素化されます。 nRF7002 ICとnRF7002 DKとnRF Connect SDKを組み合わせることで、開発者は短期間で簡単に自社製品にWi-Fi接続機能を組み込み、インターネットに接続してWi-Fiネットワーク経由で他のデバイスと通信できるようにすることが可能です。nRF Connect SDKにはnRF7002 DKのアプリケーションサンプルが付属しています。  

nRF7002コンパニオンICとnRF7002開発キット(DK)は現在、Nordicの販売代理店から購入可能です。